査定額が高い不動産会社が正解じゃない理由

不動産

「一番高いところにします」

ほぼ100%、誰かが言います。

気持ちは、痛いほどわかります。

だって自分の家ですから。

高く評価してくれると、なんだか嬉しい。

ちょっとだけ、「見る目あるな、この会社」って思いたくなる。

人間です。


数字って、魔法なんです

査定額を見た瞬間、

冷静さがだいたい7%くらい飛びます。

「おお…思ったより高い」

この“おお…”が曲者。

不動産の現場にいるとわかるんですが、

査定額は未来の約束ではありません。

あくまで「作戦会議のたたき台」。

いわば、希望的観測をちょっとだけ混ぜた数字です。

契約形態によって戦略も変わります。

媒介契約の違いは「媒介契約って結局どれを選べばいいの?」でまとめています。

査定の数字だけを見る前に、
一括査定の仕組みも知っておいたほうが冷静になれます。

一括査定については「不動産の一括査定って実際どうなの?」で整理しています。


じゃあ、なぜ高く出すのか

理由はいろいろあります。

・本気でいけると思っている
・まずは様子を見たい
・媒介契約を取りたい

悪いとは言いません。

ただ、数字には意図がある。

ここを忘れると、

「一番高い=一番いい」

という短絡ルートに入りがちです。


高く出して、あとで下げるパターン

これ、珍しくありません。

最初は強気。

反応が薄い。

少しずつ価格を下げる。

気づけば、最初の査定額は遠い昔の話。

その間、時間は過ぎています。

売却は、気持ちの体力も使います。

だんだん「もういいかな…」になりやすい。

ここがしんどい。

売却で焦って決めてしまうことの危うさについては、
家を売るときに一番やってはいけないこと」でも触れています。


少しだけ視点を変えると

「どこが一番高いか?」ではなく、

「どこが一番ちゃんと説明してくれるか?」

に変えてみる。

すると、景色が変わります。

・なぜその価格なのか
・どの事例を根拠にしているのか
・どんなリスクがあるのか

ここをスラスラ話せるかどうか。

数字より、姿勢。


本音を言うと

不動産会社としては、

「うちが一番高いですよ」と言いたくなる瞬間もあります。

でも、売れなければ意味がない。

売れて、納得してもらえて、はじめて成功。

だから本当は、

“ちょっと冷静な人”のほうが、うまくいきます。


まとめ

査定額が高い会社が、正解とは限らない。

でも、低ければ安心というわけでもない。

大事なのは、

「この説明、腹落ちしてるか?」

ここ。

数字にワクワクするのは人間らしい。

でも、そのワクワクのまま契約しない。

一回、深呼吸。

それだけで、だいぶ違います。

査定額はラブレターみたいなものです。

甘い言葉ほど、少しだけ疑ってかかるくらいがちょうどいい。

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